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水平線 - Bird
¥1,650
2022年リリース、京都を中心に活動しその楽曲の良さから着実にファンを広げていっているロックンロールバンド、水平線の2nd EP。 前作”旅ははじまり”から数多くのライブを重ね、さらに進化した作品となっております。 くるり、サニーデイサービス、果てははっぴえんどといった日本語ロックの先達の影響を多分に感じつつ、”水平線らしさ”というものが固まってきたと思います。 情景描写豊かな日本語詞、美しいコーラスワーク、さらに強度の上がったバンドアンサンブルが聴ける今作、町から町へと旅を続ける揺蕩うようなサウンドは何度聴いても飽きを感じさせません。 特に柔らかな日差しの中、青空を飛んでいく鳥の様な気分になれる3曲目”レディーバード”はおすすめです。 晴れた海沿いをドライブするときに掛けたい、そんな1枚です。
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水平線 - 旅ははじまり
¥1,300
2020年リリース、京都を中心に活動するロックンロールバンド、水平線の1st EP。 大学時代の軽音サークルの繋がりで結成されています。 メンバーがフェイバリットに挙げている”くるり”の影響を多分にあると思いますが、どこか畳の匂いがするような等身大の生活を唄っているような雰囲気は吉田拓郎やボブディランといったフォークロック、またandymoriについても私は思い出してしまいます。 また、1曲目”旅ははじまり”でも特徴的なブルージーかつ広大さを感じさせるギターワークはOasisやManic Street PreachersといったUKロックの香りもしてとても好きな感じですね。 また、メンバー4人ともコーラスができる、The Beatlesもかくやといったコーラスワーク、曲によって入れ替わるリードボーカルにより、各楽曲で異なる様々な表情を見せてくれます。 くるりの”ハイウェイ”を聴いた時のような、無性にどこか旅に出たくなるようなワクワクした気持ちが5曲通してずっと続く、個人的にもとても好きなEPです! 旅ははじまり MV https://youtu.be/CigrgWjMsy4
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FACE CLASHER - CONCAVE
¥1,650
2021年リリース、滋賀県彦根発パワーバイオレンスFACE CLASHERの結成24年目にして初のフルアルバム。 破滅的に進んでいく全11曲11分間に視聴時は衝撃を受けまくりますが、1曲1曲の密度が非常に濃いため、体感時間は倍以上の満足感。 90年代パワーバイオレンス/グラインドコア直系のサウンドが現代的な音像にアップデートされ、楽曲のクオリティを押し上げています。 POWER VIOLENCE/FASTCORE/GRIND COREリスナーはもちろんのこと、Faith、Void、Minor ThreatといったファストなD.C.ハードコアが好きな方もおすすめできます。
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せだい - Delirium
¥2,000
2022年リリース、東京大井町の4人組ロックバンド、せだいの1stフルアルバム。 メンバーと友人によって設立されたというレーベルtomoranからのリリース作品となります。 ASIAN KUNG-FU GENERATION、eastern youth、bloodthirsty butchers等、ジャパニーズオルタナの先達へのリスペクトを感じ、荒々しくもどこか切なさを感じさせる音像は「"せだい"らしさ」というオリジナリティがありながらも、まるで小さな頃から聴いていたかのような郷愁を感じさせます。 時には灼熱の日差しのような、時には暖かな春の海のような、時にはガラスに当たって砕ける光のような、時には冷たい風を切って進むような、様々なギターサウンドが日本的な四季を感じさせる歌詞を彩ることによって、古い写真をめくるように様々な情景が目の前に広がっていきます。 特に最終曲”Delirium”の煌びやかさと寂しさを両立させたアルペジオは本当に素晴らしかったです。 現在も東京で精力的に活動をしている彼ら、これからの活動についても要チェックです。 エンジニアはkurayamisakaやyubiori、Pygmy I’m cricket等のレコーディングを務める、東京インディーシーンの超重要エンジニア、島田智朗氏が担当、デザインは北野 謙太氏が担当しています。
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colormal - diode
¥2,500
2023年リリース、大阪を中心に活動するバンド、colormalの2nd mini album。 Gt/Voイエナガ氏の宅録プロジェクトの集大成であった前作”merkmal”から約5年ぶりのフィジカルリリースとなります。 2022年に配信リリースされたEP”anode”、アルバムリリース前の5/24に配信リリースされたEP”cathode”、それらをコンパイルしフィジカルとしてリリースされたのが、今作”diode”となります。 ソロからバンド形態へ、数多くのライブを重ねてきた中で磨き上げられた音像、イエナガ氏のソングライティングも進化し続け、”colormal”としてのサウンドを確固たるものとした凄まじいアルバムとなっております。 ”J-POPの子供”と称すように非常に耳当たりの良いポップネスを持つ楽曲群ながら、どこか毒や捻くれ、諦念が込められている、陰を感じるところも非常に魅力を感じ、優しくもあり孤高である、一種の美学が貫き通されていると感じます。 また、個人的には時間経過を感じる曲というものが非常に好きで、特に、遠くを想い夕暮れを感じる”天国”、深夜に様々な考え事をしいつの間にか夜が更けてしまうような”優しい幽霊”、悲しみを込めつつも朝日が射し明日を見つめるかのような”塔”の流れは美しく、必聴です。 また、ラストの”塔”の悲しみを晴らそうとするかのようなサウンドは夜明けの時にパッと明るくなるようです。 バンドというものへの憧れが込められ、ソロとして大変な熱量を持って制作された前作”merkmal”、バンドを組み活動を重ねさらなる進化を予感させる、円熟すらも感じる今作”diode”、2つを交互に聴きながらその時間の堆積に思いを馳せるのもいいかもしれませんね。 レコーディングは大阪のstudio LubLabで行われ、ミックスはトリプルタイムスタジオの岩田純也氏(M-6は西平 慶介氏)、マスタリングは西平 慶介氏、新境地の予感・夜明けを感じさせるようなアートワーク、デザインはMasahiro Fujita氏が手がけています。 diode trailer https://youtu.be/kuo-4msudtg 回転MV https://youtu.be/iWYhzq5FOWQ 瞳MV https://youtu.be/rtNVD8FYaLc 天国MV
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TTUD - TTUD2
¥1,650
2022年リリース、東京を中心に活動するバンドTTUDの2ndフルアルバム。せだいのメンバーとその友人が立ち上げたレーベルtomoranからの第2弾リリースとなります。 SSTやDiscord、Touch And Go周辺にも通じる焦燥感・ヒリつきのある歪なギターロック、それをジャパニーズオルタナに落とし込んでも破綻しないバランス感覚は流石といったところ。楽曲のクオリティも前作からさらに磨きが掛かっているように感じます。とにかくギターリフが全曲通して凄まじくカッコよく、耳に残るキャッチーさとハードコアに通じるザラつきを両立させていることに衝撃を受けました。リフを中心に曲が展開していくのは、個人的にはCOWPERSを感じています。 また、3曲目”凍る声”はせだいやSPOILMANが参加していたコンピレーション”Moving Floor Compilation Vol.1”にも収録されており音源化・アルバムへの収録がとても嬉しかったです。さらにアメリカの名門レーベル、Matador Recordsのプレイリストにも選出されており、もしかしたら世界的な評価も高まっているのかもしれません。 レコーディング及びミックスはASIAN KUNG-FU GENERATIONやsyrup16g、THE NOVEMBERSやFor Tracy Hyde等の多くの作品を手がける岩田純也氏、マスタリングはゆらゆら帝国、ORGE YOU ASSHOLE、Boris等を手がける中村宗一郎氏が担当しています。
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SLUGGER MACHINE/PEACE OUT! - we die if we do not do “DIG”
¥1,320
2023年リリース横浜サッドメロディックパンクSLUGGER MACHINEと北海道女性ボーカルメロディックPEACE OUT!のスプリット。RAFT RECORDSとFUN MOLE RECORDSの共同リリースとなります。 SLUGGER MACHINEは前作border cityから地続きのような、サッド&ファストな展開で魅せてくる3曲を収録。足が縺れながらも駆け抜けていくような手数の多いドラムと何故か少し悲しくなるようなエモーショナルなボーカル、展開や音像もさらに進化していっているように感じます。 PEACE OUT!は”suddenly”のように青く駆け抜けていくようなエモーショナルさはNavelを思い起こすようなナンバーもあり、”nana”のようにメロウさで聴かせてくるようなナンバーもあり、引き出しの多さを感じさせます。 特に”nana”は夜の海で星空を見上げるような寂しさのある泣きのメロディで私は非常に好きでした。 タイトルにwe die if we do not do “DIG”、「僕たちはディグをしなければ死んでしまう!」とあるように、音楽的バックボーンの広さを感じられる両バンド、様々な色を見せてくれる良スプリットです! SLUGGER MACHINEはDAISUKE UEDA、PEACE OUT!は面子記録がそれぞれエンジニアを担当。 ジャケットアートワークはRAFT RECORDSリリース作品で関わりの深い酒井裕氏(URBAN SLEER DISCS)が担当しています。
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VANILLA.6 - VANILLA.6
¥2,500
2020年リリース、関西を中心に活動するニューポップ・バンド・プロジェクトVANILLA.6 キャリア初のフルレングスアルバム。Mabase Recordsが制作協力、リリースはVNLDOSE RECORDSより。 一聴するとThe 1975、Friendly Fires、Foster the Peapleのようなダンスエレクトロニカ/インディーロックの影響を感じつつ、R&Bやシューゲイザー、ニューウェイブ、インダストリアルロック、ポストパンクなどなど多種多様な音楽を接続させ、狂騒的なまでの音楽への熱が感じられます。 高層ビルの立ち並ぶ都会の夜のネオンの中に1人イヤホンをしながら踊りたくなるような、まるで映画の主人公になったかのような気分を感じられるような楽曲群はこちらを躍らせることに余念がなく、そのサウンドスケープに身を委ねて、どこまでも行ってしまいたくなってしまいますね。 光と陰のコントラストというところも楽曲の中から非常に強く感じられており、磨き上げられたポップネスによって、それらがより一層鮮やかに浮かび上がります。 レコーディング/ミックスにはstudio Hanamauiiの宮一敬氏、マスタリングエンジニアにはKensei Ogata氏が担当。印象的なジャケットの撮影は室田光祐氏が行っています。 CDボーナストラックとして名曲CRUSHのリミックス等3曲を収録しています。
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Banana Collection - Passing Busses
¥1,500
2019年リリース、2015年夏の終わりに大阪で結成したローファイエモーショナルインディロックバンド、Banana Collectionの初音源。 こちらも大阪を拠点に活動を続けるMabase Recordsからのリリースとなっています。 こんがらがった様に進んでいく、90’sオルタナティブ、シューゲイザー、インディーポップを軸とした楽曲は夏の昼下がりを駆け抜けていくような切なさをはらんでいる。 超個人的フィーリングとしてはHalf- Japaneseを初めて聞いたときのどこかなつかしく、気づけば一緒に歌ってしまうような感覚が近いと思ってます。 全6曲に漂うローファイな空気感がカセットで聴くことによってより一層強調されていますね。滲み出るような音像のギターサウンドで奏でられるセンチメンタルエモーショナルをぜひ感じてください。 レコーディング/ミックスはGt/Voウメザワ氏が手がけ、マスタリングエンジニアにはPost Modern Team,GOODNITEのTSUYOSHI KISHIDA氏がクレジットされています。 カセットだけのボーナストラックとして2曲が追加収録。
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ゆ~すほすてる - どっかいっちゃいたい/いかないで~
¥1,000
2019年リリース、京都を中心に活動するゆ~すほすてるの2曲入りシングル。(+ボーナストラック2曲) 大阪を拠点に活動を続ける前田氏主催のMabase Recordsからの共同リリースとなっています。 後に発売されるアルバム”ゆるしたい/ゆるされました?”でも中心的な楽曲となっている2曲となっており、ゆ~すほすてるを聴くならまずはこのシングルからという入り方も良いかもしれません。 90年代グランジ的なヒリつきがありつつも、シンバルズのようなポスト渋谷系バンドのような爽やかさも併せ持つような一筋縄ではいかなさそうなバンドサウンド。歌詞を見てみると”ぼくにはなんにも残っていやしねーよ“や”つらすぎる/マジでなんのやる気も起きない”といった憂いというか生活に対する諦めみたいなものが歌われており、個人的には共感しかないのですが、それらを抱えながら日々を疾走してくという決意のような両ナンバーを聴くとなんだか頑張ろうという気分にもなってきます。 社会と関わる中で硬直していく心と感受性に抵抗と諦めを繰り返す日常を送る方々に是非聴いてもらいたい。 製作方針として外部エンジニアは一切入れずegw氏が録音からマスタリングまで完結させるというストイックなDIYスタンスを貫いています。 アートワークはイラストレーター・みずす氏が担当。
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Tago&Magos - So! Fun? Now!
¥1,500
2020年リリース、福井県を拠点に活動する4ピースバンド、Tago&Magosの1stアルバム。同じく福井のNOTORIOUS RECORDSからリリースとなります。 メンバーの様々な趣味趣向が混ざり合い、結果的に90年代のグラスゴーのインディロックぽくなったとのバンド紹介の通り、スーパーカー、Teenage Fanclub、The Smiths、Weezer、Pavementなどの影響を随所に感じつつ、どこか少し外れた心地よさというのがアルバム全体に漂っています。 福井筆頭に北陸という地域は日照時間が全国に比べて短く、冬になると海は荒れるわ雪は降るわでほとんど青空を見ることはなくなってしまうのですが、そのような曇り空の鬱屈さを表現したい音楽へ真っ直ぐにアウトプットしており、おもちゃ箱のように様々なサウンドを聴かせてくれます。 ところどころには、そう来るかと思わせるようなフックとなるギターリフや展開が散りばめられており、繰り返し聞くとまた新たな発見があるかもしれません。個人的にはラスト2曲の”San Diego”→”VIDEOTAPE LOVER”の流れが好きです。 過去にはオーディションを勝ち上がりりんご音楽祭にも出演する等、ライブにも定評のある彼ら。機会があれば是非見ていただきたい。 エンジニアは福井県にてオレンジルームというスタジオも営んでいるan-pan氏が担当。
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SLUGGER MACHINE - border city
¥1,650
2021年リリース、横浜サッド・メロディックパンクバンドSLUGGER MACHINEの1stフルアルバム。メンバーである吉野氏が運営するRAFT RECORDSと国内メロディックの名門Waterslide Recordsとの共同リリースとなっております。 つんのめる様に性急なリズムに乗せてハイスピードで駆け抜けていくサッドエモーショナルナンバーの連続に私は胸がいっぱいになります。 ただ、どこかメロコア一辺倒という風なサウンドでは無いとも感じていて、どこかのインタビューでは「高速でオルタナをやっている」みたいなことを答えていたような気もして、なんとなく腑に落ちていました。 ほとんどの曲が2分前後のショートチューンということもあり、車窓の外の風景が次々と移り変わっていくような印象を受けます。拳を突き上げるシンガロング、胸にグッとくるサッドなメロディ、今にも空中分解しそうなリズムセクション、これらが目の前を超高速で過ぎ去っても、聴いた後にはみなさんの頭の中でずっと鳴り続けること請け合いです。 また、アートワークを担当しているのは中京を中心に活動するメロディックパンクバンドNAVELのトミ氏であり、個人的にその関係性もグッと来ています。 レコーディングはweave、switchbladeの平氏が担当。
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without - Be Corny
¥1,980
4人組横浜メロディックパンクバンド、withoutの2022年リリースの1stフルアルバム。 Slugger Machineやyubiori等、関東メロディック/オルタナバンドが多数在籍するRAFT RECORDSからのリリース作品です。 衝突し共鳴しあう2本のギター、どこか哀愁を誘うメロディアスなハイトーンボーカルが絡み合い、疾走感の中にも日々がどうしようもなく過ぎ去っていってしまう物悲しさを感じてしまいます。 そしてそんな哀しみを拭い去ろうとするかのようなシンガロングパートには拳を突き上げざるを得ません。 snowingやMariettaといったメロディック、エモリバイバルバンドとの共鳴も感じつつ、ギター2本のリフがぶつかり合い混ざっていくのは、個人的に初期Nahtを思い出します。 全10曲29分と1曲1曲が3分前後とショートチューン中心に構成されており、何気ない日常を駆け抜けていくような、日々の生活に寄り添い代弁してくれるようなそんなアルバムになっていると思います。 レコーディングMIX、マスタリングはfalls、malegoat、The Firewood Project、ANORAK!の音源を手がける林淳太氏、アートワークをタザキタカナリ氏が担当。
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Clematis - ブループリント
¥2,500
2022年リリース、埼玉県発4ピースバンドClematis待望の1stフルアルバム。 コンセプトとして掲げられている「夜が明けるまで、部屋で鳴り響く音楽」とあるように、一人聴く自身を包み込むような優しさと人懐っこさを持ちつつ、作詞を担当するくぬぎ氏の繊細な詩世界には毎回圧倒されます。 Weezer、Pavementを筆頭としたインディーロック/パワーポップの影響を根底に感じつつ、カラフルに散りばめられたギターフレーズやコーラスワークからは、高台から見下ろす夜の町の明かりのように煌めきながらもどこか寂しさを感じてしまうのは私だけでしょうか。 春や夏の明るい季節を思い出すときの、過ぎ去っていった時間を思い出す時特有の甘い寂しさ、掠れていく記憶を思い出せなくなり、戻れなくなっていくもどかしさ、Clematisを聴くたびにそういった感情に私は支配されていってしまいます。 楽曲1曲1曲の構成密度、完成度が非常に高く、どの曲をお勧めするかもかなり悩んでしまうほど全曲良いのですが、個人的には”サイダー、ポップ、夏”や”夜の飛行船”、”遠くで雨の音がする”がノスタルジーを感じとても好きです。 また、CD購入特典にはGt/Voくぬぎ氏の弾き語り音源も付属してくるのですが、 より一層楽曲へ浸ることができるのでCD購入が非常にお勧めです。 レコーディング/ミックス/マスタリングは大石晴子、折坂悠太、宇宙ネコ子、等も手掛ける中村公輔氏が担当。 アートワークデザインはBass佐藤さんが手掛けています。 以下レーベルインフォ 「夜が明けるまで、部屋で鳴り響く音楽」をコンセプトに制作した今作品は、先行配信された『遠くで雨の音がする』を含む、全11曲を収録。 日本、USインディーからの影響を踏襲しつつ、女性コーラスを多用し、ポップスの影響を受けたアレンジを取り入れている。 レコーディング/ミックス/マスタリングは大石晴子、折坂悠太、宇宙ネコ子、等も手掛ける中村公輔が担当。 CD版には特典としてGt&Voくぬの弾き語り音源のダウンロードコードが配布される。 『ブループリント』/Clematis 2022年8月31日(水)リリース、同時デジタル配信 1.intro 2.サイダー、ポップ、空 3.サンダーソニア 4.ユーフォー 5.いともたやすく 6.ロストソング 7.夜の飛行船 8.空をくぐって 9.遠くで雨の音がする 10.スクリーン 11.ロボット trailer https://youtu.be/gO1DPNzu4OU ロボット ブループリントVer MV https://youtu.be/fDWy68ny9Q8 ユーフォー MV https://youtu.be/1qFED_TjPWg 遠くで雨の音がする MV https://youtu.be/GzCyYjvjSQ8 ロストソング MV https://youtu.be/LoYpNeM2qXQ サンダーソニア MV https://youtu.be/jY0e-Qw32Eo
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Left Hands - Explain The Name To The Fish
¥1,000
2023年3月リリース、京都5ピースバンドLeft Handsの3曲入り初音源。 by the end of summer/Cimaneの久保氏がボーカルを務め、salt of life石井氏や,tweez、くつした、Die Communicationsのメンバーが在籍、京都オルタナ/メロディックパンクの新星です。 Cimaneから続く久保氏の日本語詩の歌唱と土埃を感じるような焦燥感のあるサウンド、メンバーそれぞれの個性がぶつかり合いながらせめぎあっているようで、Cimaneとはまた違った方向の唯一無二性があります。 いつかの言えなかった後悔も疾走するサウンドの中に流していってしまうような1曲1曲の儚さも感じられます。3曲ともショートチューンで終わらせる潔さも清々しく、カラっと晴れた青空のよう。 繰り返し聴きたくなる作品です。 ジリジリと茹だるような熱を帯びていく音像は個人的にはbloodthirsty butchersやWEARE!,初期のdOPPO、Superchunk等を思い出します。 ジャケットデザインも一度開封した後は戻れないというフィジカルならではのデザインとなっており、CDとして持っておきたい一枚ですね。 ジャケットデザインはヤングパカパカ氏(my ex)が担当、レコーディングエンジニアには須田一平氏がクレジット。 遠いアメリカ https://youtu.be/-_Q6PEpaPYY
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Pygmy I’m cricket - this morning e.p.
¥1,100
東京を中心に活動するインディー/エモバンド、Pygmy I’m cricketの2020年リリースの2nd e.p.。 エモ/ポストロックを基調としたギターサウンドに、歌心あるボーカル、どこか諦念と達観を含んだ日本語詞とエモーショナルなアンサンブルが組み合わさり、それら全てが完璧なバランスで成り立っているバンドだと思います。 LOSTAGE、bed、CARD等のジャパニーズオルタナ、American Football、Penfold、Mice Paradeといったエモ/ポストロック、Telefon Tel Avivやi am robot and proudのエレクトロニカ等広範なジャンルからの影響も感じられ、そういったジャンルが好きなリスナーに特にお勧めできます。 サウンド面も特徴的なのですが、私は特にGt担当の齊藤翔馬氏の作詩も非常に好きで、寂しさや憂いを含んだ中にも、鮮やかな情景描写があることで対比的に感じられ、より一層鮮烈なイメージが想起されます。 目が覚めた直後に覚えている夢のように、俯瞰した淡い景色の中で立っているような、そんな美しい風景の中に没入できます。 ちなみに私は齊藤氏の影響でヨコハマ買い出し紀行を全巻購入し読みました。 これからの日本の音楽シーンを代表するバンドとなると思っています。 エンジニアにはその後GEZANのレコーディングに参加したり東京の重要バンド、kurayamisakaやせだい、yubioriのレコーディングを担当している島田智朗氏がクレジット、アートワークは齊藤翔馬氏のセルフプロデュース。 this morinig e.p. trailer https://youtu.be/3D6IPpGIXEs 明るい庭 MV https://youtu.be/HFyLEkII2PU 野鳥たち MV https://youtu.be/WQlaRqBJz3s 飛行船は眠る/野鳥たち Live https://youtu.be/0LVquXYaVpQ
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kiki's kitchen quartet - kiki's kitchen quartet e.p.
¥1,500
2023年4月リリース、大阪のシューゲイザー・ノイズポップバンドboyfriend’s deadのメンバーkikiの楽曲を同じくboyfriend’s deadのメンバーbghs(Gt),lui2(ba),ecdk(dr)がリアレンジ。 大阪にてマイペースに活動し、colormalやBanana Collection、Vanilla.6等のリリースを行ってきたMabase Recordsからのリリース作品です。 リードトラックである”trill / トリル”を一聴したら分かるように、春の日差しのように暖かなサウンドスケープの中に、情熱的かつどこか狂気的なボーカルラインという一見正反対の要素を見事にまとめきっており、何度も聴くうちにどこか遠い国に一人旅に出ているような錯覚を覚えます。 私は2曲目の”mushi/むし”がカセットテープの少し丸くなる音質も相まって、夏の夜の生ぬるく感じる風とか、夜の公園で一人佇んでいる時の寂しさを感じられて、とても好きな曲です。 断片的に紡がれる歌詞で浮かび上がる情景を、サウンド面で支えイメージとして目の前に提示してくる、バンドサウンドの1種の完成形を見ました。 シューゲイザーはもちろん、インディーロック、ドリームポップ、アンビエント、J-POPなど様々なリスナーに刺さる作品になっていると思います。 エンジニアを担当したのはVanilla.6のook-boy氏、パッケージデザインはシナズミマサキ氏が担当。 KARENやRopesが好きな方は是非。 kiki's kitchen quartet - kiki's kitchen quartet e.p. (VANILLA.MIX) DJ暗黒騎士ガイア MEGAMIX https://youtu.be/PfOkHiE4lk4