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hardnuts - Ark
¥3,000
2025年リリース、東京にて2022年に始動したバンドhardnutsの1stフルアルバム、東京の新鋭レーベルOaikoからのリリースです。 90年代~00年代の邦楽オルタナティブロック、残響レコーズからの影響を感じつつ、シューゲイザーや激情HCなどからの影響も感じる、広範なジャンルを貪欲に吸収したアルバムとなっています。 特にcinema staff、the cabs、People In The Box、また同じくOaikoからリリースされているひとひらやcolormalなど好きな人には必ず刺さると思います。 ノアの方舟の物語から着想を得た今作、隔絶された世界の中で浮かぶ二人の物語、そして全てが終わった後に残るものとは何なのだろうか、二人きりの世界が終わった後に残る後悔や情念みたいな余韻を感じるラストがメチャクチャいいです。 一発録りを取り入れた録音による生々しいサウンド、島田智朗氏と作り上げた音像もざらつきと暖かさを感じる独自のサウンドに昇華されています。 特典としてデモ音源DLコード付きのカードが付属します。 1.morphium 2.iv 3.ブルームーン 4.解体 5.空白 (Re-Recording) 6.13番目の 7.falter 8.leise 9.room 10.イデアに沈む 11.余白 12.方舟 以下レーベルインフォ hardnutsが放つ初のフルアルバム「Ark」。 M4「解体」、M5「空白」、M11「余白」、M12「方舟」を軸に、“僕”と“イヴ”という二人の人物が織りなす、切なくも美しい物語を描いたコンセプト作品。 旧約聖書「ノアの方舟」の物語を着想源とし、外界から隔絶された“部屋”と、すべてを流す“大雨”というモチーフを通じて、二人の精神世界や愛を浮かび上がらせる。願いや葛藤が渦巻く中で、最後に残ったものは何だったのか――その答えを聴き手に委ねている。 サウンドは90年代~00年代邦楽オルタナティブの影響を踏襲しつつも、さらに広く多彩な音楽性を吸収した。レコーディングには一発録りを取り入れ、音を重ねながらも生々しい息遣いを刻み込んでいる。長年信頼を寄せるエンジニア島田智朗氏と共に作り上げたサウンドは、日本のオルタナティブの文脈をなぞるだけではなく、hardnuts独自の音像へと昇華されている。 光への執着とあたたかさを軸に、幅広い感情の揺らぎを12曲に凝縮した本作。めまぐるしく移ろい続ける景色の中で、あなたの心に最後に残るものは何だろうか。
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TIDAL CLUB - pluralpainpacks
¥2,800
2025年リリース、仙台にて2020年に結成されたバンド、TIDAL CLUBの1st フルアルバム、 こちらも東京の新鋭レーベルOaikoからのリリース! 穏やかな諦念と揺蕩うように流れる日々を縫い止めるようなサウンド、落ち込んでいる時に聴いて励まされるのではなく寄り添われるように感じるアルバム、そういった面ではsyrup16gやBURGER NUDSに通じるところを感じます。 繊細なアルペジオフレーズとコードワーク、取り留めのない苦しさをもとに生まれたという全10曲、情景と心情を丁寧に描写した歌詞と00年代オルタナ、エモ、インディーロックから影響を受けたというサウンドが非常にマッチしています。個人的にはM2 簡易的な海、M5コートドミール、M9 ケトルが好きです。 淡々としつつも、その奥に抱える寂しさ・悲しさ、心の奥の方にジワリと染み入るような楽曲群となっており、曇天の日、低気圧で体が動かなくてどこにも行きたくない時に聴きたい1枚となっている。 トラックリスト 1.ランドリー四月を泳ぐ 2.簡易的な海 3.thawed 4.kanayagawa 5.コートドミール 6.comfortablehole/goodbye 7.微熱 8.ホームタウン 9.ケトル 10.20170809build 以下レーベルインフォ 2020年8月、仙台で結成された4ピースバンド・TIDAL CLUBの初のフルアルバム「pluralpainpacks」がOaikoよりリリース。 粗末な生活と倦怠、そして少しのオルタナを抱え、00年代邦オルタナをルーツに、エモ、ネット音楽、インディーロックなど各メンバーの背景を融合させた楽曲を鳴らす。 10月1日にリリースされる初のフルアルバム「pluralpainpacks」は、直訳すると“複数の苦痛のパック”。日々の中でふと訪れる、誰にでもある取り留めのない苦しさをもとに生まれた全10曲を収録。メロディと歌詞だけでも成立するシンプルさを軸に、現実で巻き起こる感情の変遷を余すことなく言葉にしている。 気分が沈む日、途方もない曇り空と雨に包まれて最悪な気持ちになるのに、なぜか安心してしまう——そんな感覚を知る人へ。普段は感情を表に出さずに生きている人の荷解きにも寄り添う、“痛い”ほど正直な感情の詰め合わせ。TIDAL CLUBが紡ぐ10の物語は、聴く人の中の静かな痛みにそっと触れる。
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colormal - 夜に交じる人たち
¥2,800
※7/16以降のお届けとなります。 2025年リリース、大阪を拠点に活動する4人組バンドcolormalの3rdアルバムは東京の新鋭レーベルOaikoから!特典としてデモ音源DLコード付きカードが付属します。 「無敵の人」を主人公としたコンセプトアルバム、ストーリーを感じる歌詞も必読、J-POP/オルタナティブへの真摯な憧れと愛が伝わるアレンジは今作でさらに磨きがかかり、サウンド面でのこだわりも非常に感じることのでき、さらに”バンド感”の強度が増した1枚となっている。 前作diodeでも見せていた遊び心と磨き抜かれたアレンジセンスはさらに進化し、一層先が読めない展開を見せる楽曲群ながらも非常に親しみやすいメロディを乗せていくセンスには脱帽するしかないですね。M2”獣たち”では祝祭感があるコーラスから怒涛の後半の展開、マスロック/ポストロックを彷彿とさせるギターフレーズがめちゃくちゃ刺さります。 個人的にお気に入りなのはMVにもなっている”長い夢”で、眠りの淵を行き来するような揺蕩うサウンドも身を委ね、永遠という言葉の頼りなさに思いを馳せる、できることなら夢の中で生きていたいがそうでもいかない、それでも終わらない夢の中に居たいという最後のわずかな抵抗、そのようなところを感じ個人的にも普段から生活へ思うことを代弁してもらっているような名曲です。 全体的に”夜”を感じる作品、それでも夜が明けた後に見える希望というところは前作からも通じて感じるところもある、今までと地続きでありながら更なる先も見えるような素晴らしいアルバムにもなっています。初期からの名曲、東京の再録も嬉しい! ちなみにM2”獣たち”にはupslope records主宰、along the beach Gt/Voである私コウサカがコーラスで参加させてもらっています。たくさんの声の中から探してみてください。 トラックリスト 1.放銃 2.獣たち 3.再放送 4.発光 5.長い夢 https://youtu.be/BiFBnGWoEw8?si=12735-VJhTECP5F3 6.アドレセンス 7.wrong song 8.東京(2025) 以下レーベルインフォ 2年ぶりとなる3rdアルバム「夜に交じる人たち」がOaikoよりリリース。 今作は「無敵の人」を主人公として据えたコンセプトアルバムとなっており、M1「放銃」を起点とする本作のトラックリストは、主人公が人との社会的な繋がりから逃げ回り過去を振り返っていく… といったストーリー仕立ての内容となっている。 J-POPに対する敬愛を前面に押し出した親しみのあるメロディ、一方で各楽器の音を前面に立たせた編曲の振れ幅がcolormalの持ち味であったが、今作ではそれが今まで以上に広げられた。 既にライブでも話題となっているM2「獣たち」では合唱のようなコーラスパートからなだれ込むようにテンポチェンジを行ったかと思いきや、M7「wrong song」ではどこか懐かしいメロディをもとに牧歌的な郷愁を歌い上げる。ともすれば一貫性のない楽曲群を確固たるバンドのシグネチャーに押し上げる演奏力も含めて、充実した内容の作品となっている。
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しろつめ備忘録 - リマインダー
¥2,500
2024年リリース、東京を中心に活動する4ピースバンド”しろつめ備忘録”の1stアルバム!ひとひら、hardnuts等をリリースする東京の新鋭レーベルOaikoからのニューリリース! ”感じたことをありのまま、歌にしてとっておく”をコンセプトに作られたという今作、四季の移ろいで感じる情緒や生活の中で感じる世界への憤りを見事にサウンドと歌詞に昇華、知らない町の風景を感じさせます。透明感ありつつ胸の奥の感情にスッとなじむようなボーカルも魅力です。 羊文学やくるりに影響を受けたというサウンド、個人的にはHomecomingsやSubway Daydreamも感じるインディーロックサウンドを基調に、シューゲイザー的轟音パートやストレートなロックンロールサウンド、UKロック感もも時折垣間見えるアレンジセンスと構成力、しっかりポップに聴かせてくるので万人にオススメできるアルバムに仕上がっています。 忘れないように写真を撮るように、思い出せるように日記をしたためるように、感情と風景が込められた楽曲群、全インディロックファン、必聴です。 トラックリスト 1. キャラメル 2. アクセルペダル https://youtu.be/iVg80VVmEr8?si=GZ93PJIUwf1v1mDz 3. ロングサマーバケーション 4. bus stop 5. アクアリウム 6. 君はビター 7. 幸せの意味なんて レーベルインフォ ”感じたことをありのまま、歌にしてとっておく”をコンセプトに作られた1st album。 幼い頃に貰った愛情が、今では棘となってしまった虚しさを歌う「キャラメル」 淡々とした曲調のなか懐古と未来志向を語った「アクセルペダル」 切ないながらも美しい恋の情景を想像させられる「ロングサマーバケーション」 確かな演奏力により作りあげた遊び心満載の楽曲である「bus stop」 水のなかをイメージさせられるサウンドと美しいメロディラインが魅力の「アクアリウム」 鮮やかな情景描写とフォーク調のアレンジが特徴的な「君はビター」 世界の不条理さを力強いリリックで表現した「幸せの意味なんて」の全7曲が収録されている。
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ひとひら - つくる
¥2,500
2021年に結成した東京を拠点に活動する4人組バンド”ひとひら”の1stフルアルバム、東京の新鋭レーベル”Oaiko”からのリリース! マスロック、ポストロック、エモに影響を受けた流麗なアルペジオと2本のギターの絡み合いが印象的なサウンド、またシューゲイザーの影響下にもあるような轟音パートもあり、幅広い影響を受けているが、それでいてとっつきやすさも十二分にある素早いしバランス感覚のアルバム、これからのさらなる進化も垣間見える傑作アルバムです! 京都のインストポストロックバンド、cetowもフェイバリットにあげているなど、歌うようなギターフレーズの応酬は必聴です。 M4.”風船”は特に個人的に衝撃でした。 トラックリスト 1.つくる(https://www.youtube.com/watch?v=vDbENR4v9Qc) 2.国 3.Seamless 4.風船 5.ここじゃない地獄 6.one 7.here 8.遠くなる(が戻る)/nothing 9.翡翠に夢中 10.The Sound of Summer Coming 11.際 12.こわす 以下レーベルインフォ 出会った人や物、見てきた景色や経験から自分自身の人格、人生を作り上げていく様相を、インタールードなしの完全新曲12曲で描く。 サウンドに関しては、これまでの活動の中で培ってきた2本のギターの絡み、変拍子、シューゲイズの要素を積極的に取り入れつつ、歌唱部分が少ないながらギターロックとしても成立するバランスを目指した。 36分という12曲入りのフルアルバムにしては短めで、聞きやすい点も特徴の一つ。