ACADEMY FIGHT SONG ‐ LIFETHINK
¥1,800 税込
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2024年リリース
LongSlopeRecordsからDANCE BEACHとのスプリットをリリースしたことも記憶に新しい”ACADEMY FIGHT SONG”のニューアルバムがkultti kasettiよりリリース!
Introが終わるや否や乾いた轟音で鼓膜を揺らす、オルタナティブ・ポストハードコア好きなら間違いなく琴線に触れ、食指が動く、このバンドでしかならせないオリジナリティがこのアルバムにはあります。
アイデアに溢れるフレーズとコードワーク、アグレッシブなドラミングとスモーキーなボーカリゼーション、僕めちゃくちゃ好きなサウンドです。
DANCE BEACHとのスプリットにも収録していたWhere Do You Goはひたすらカッコいいギターサウンドが鳴っている傑作曲、TMGEの”ダニー・ゴー”のようなアンセム感も強く感じています。
個人的にもお気に入りの8曲目”FEELING”では自身の感受性に問いかけるような気分になり、またHumなどの轟音エモ/ポストハードコアの雰囲気も感じるところがあり非常に好きです。
Dinosaur Jr.やPixies、Jawbox、Bluetipなどといった轟音の中にも歌心を浮かべるようなサウンドを持つバンドが好きなら是非。もちろんeastern youth、Naht、COWPERSが好きならなおさらです。
トラックリスト
1.intro
2.No Pressure
3.Where Do You Go
4.Tenjo
5.Want
6.Barometer
7.Rick
8.Feeling
9.Section
レーベルインフォ
2023年にリリースしたCDを引っ提げ各地にて轟音を鳴らし続けているAcademy Fight Song!
LongSlopeRecordsからのDANCEBEACHとのSplit、Call And Response Recordsからのコンピレーションに続いて早くもニューアルバムをkultti kasettiよりリリース。
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流行り廃りのない楽曲を現代に違和感無く解き放つ。彼らの真骨頂である。締め切りを絶やさない日常は、良い作品を生み出すバロメーターなのだろう。演奏は上手いに越した事はないと教えてもらった。そんな彼らのスタジオ練習は楽しそうで、何よりだ。90年代を包括した圧倒的な余裕が、だれも手出しできない領域まで彼らを引き上げた。89年のDinosaur Jr.とThe Pixiesの片鱗とでも言っておこう。斯様に思う。
要するに嬉しかったのだ。同郷に"歌える"バンドがいる事が。口ずさめる、鼻歌で歌えるというのは音楽のエレメントとして究極ではないだろうか。彼らには驕りが一切ない。偉ぶらないし常に音楽で戦っている姿勢がある。カッコいいとかヤバいとか素直に言えるのは芸事として頂点の感覚だと思う。
Academy Fight Songや同郷のThe Shrikes、弊バンドの共通項として、メロディックバンドを好んで聴く傾向がある。良い音楽を常に探し求めている。気の知れた仲でも緊張感があるのは、互いに尊重し切磋琢磨し合えるからだ。それが俺たちのモチベーションにつながる。ブレストパンクに憧れを抱く反面、負けている気は毛頭ない。去年Hammered Hullsが地元に来た事も大きい。あの場にいた全員の共通認識は、音楽は誰でも楽しめる、何歳になろうが楽しみ続けていいんだという事ではないだろうか。Dischordの真髄に立ち会った経験は間違いなく糧になっているはず。
俺たちは決して若くはない。それでも経験豊富でありながらピュアといった逆説的カルト向上心(存在しない日本語)を持ってして、この関係を継続していくつもりだ。
Academy Fight Songに最たる賛辞を捧げる。
Text by Crucifive ten (dryacid)
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レビュー
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