砂場泥棒 - 公◯ “ko-en”
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2026年リリース、Oaiko FESでのオーディショングランプリにもなっていた京都の4人組バンド、”砂場泥棒”の1stフルアルバムは彼らの出生の京大熊野寮での公開録音作品!
リリースはもちろんOaikoから!
サイケデリックでありながらも頭の中でリフレインするメロディのなんとポップなことか、と砂場泥棒のライブを初めて見たときに思ったものですが、本作はそんな彼らの現在進行形の魅力が余すことなくパッケージングされた名盤となっているかと思います。
カラフルというよりは極彩色という言葉が似合いそうな、次々と展開される音と言葉の数々、自由な発想で飛び交う音と音の衝突は先が見えず、未だ見たことのない景色を見せてくれるようなサウンド、それでいて垣間見える人懐っこいメロディとのバランス感覚が素晴らしく、夢中になって聴いていたらいつの間にか最終曲を迎えていて、また最初から聴き返したくなるような、そんなアルバムです。
そんな中でも個人的には7曲目” (Go For...)”~8曲目の”5-4”~9曲目”冬の夜の海”の流れがお気に入りで、淡々としたアルペジオフレーズが段々と熱を帯び、肉体を獲得していくかのような展開からなだれ込むように現代に感じる閉塞感への憂いとそれで打ち破るしかないと歌うような日本語詞がミッドサマー的祝祭感のサウンドに乗せられる”5-4”、そこから一転して冬の凛とした空気の冷たさと終点に辿り着いてしまったような寂寥感が漂う”冬の夜の海”へ続くという展開にはヤラレテしまい鳥肌が立ちます。この寂しさはめちゃくちゃ好きですね。
本作の楽曲制作、企画運営、録音・ミックスまで砂場泥棒チームによって手掛けられたDIYスピリット溢れる制作体制も本作の生々しさに直結していると思います。ジャケットにはFUGAZIを少し感じていたり。マスタリングエンジニアは木村健太郎氏(KIMKEN STUDIO)
オススメです!
トラックリスト
1. 入場
2. フサイデユライデ
3. てあそび
4. ゴム
5. 骨
6. ハイルナー
7. (Go For...)
8. 5-4
9. 冬の夜の海
10. 花
11. 砂場泥棒
12. 退場
以下レーベルインフォ
待望の1st Albumとして、公開ライブレコーディングにて一発録りされた本作品からは、密室的にクリックを聴いて録るのでは伝わりきらない、判然としない感情の爆発が感じられる。
ヘヴィでテクニカルな“フサイデユライデ”で幕を開け、セルフタイトルの大曲“砂場泥棒”で感情のピークに達するまで、雄大なアンセム“5-4”、緻密な構成と超絶技巧の演奏が次々に紡がれる“ハイルナー”“花”、妖しげでシニカルな定番曲“骨”、官能的な“てあそび”“冬の夜の海”など多彩な楽曲群が、片時も聴き飽きさせることなく展開していく。
付随するライブ映像には、公開録音の舞台となったバンド出生の地・京都大学熊野寮、吉田寮の異様な学生自治空間が収められており、コロナ禍のミッシングリンクから徐々に形を取り戻し、変容したシーンの一端を垣間見ることができる。楽曲制作から公開録音の企画運営・オペレーションまでの全てを砂場泥棒チームが手ずから行い、飛ぶ鳥を落とす勢いの新星レーベルOaikoとタッグを組んでリリース。ミックスを加藤仰明(Vo./Gt.)、マスタリングをToeや電気グルーヴなどの作品を手掛ける木村健太郎が務めた。
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レビュー
(20)